エヌビディアの株価はなぜ急落したのか?現在の需給状況
『OUT-STANDER』による現状分析


算出結果:
・スコア:88(不安定)
・下がる方に賭ける空売り比率は高くないものの
逆に積極的な買いも出動していない。
・方向性が見えないレンジ(揉み合い)相場
5つの詳細な指標
(1)リスクに対するリターン

・年換算で3.6%の上昇。(市場に対して15.4%の劣位)
・10月末に急上昇後、11月上旬に急落した。
(2)最大下落率

・最大下落幅:▲17.4%(△)
・下落幅として小さくはない。
・11月以降だと回復していない。
(3)感応度

・市場との相関は、直近で高くなって43%。
・感応度も、直近で高くなり2.2%。
・11月以降は、市場が下がる時にエヌビディアはより大きく下がる傾向。
(4)ボラティリティ

・11月にばらつき度合いが最大。
・一旦、落ち着いたものの2月以降に再度で拡大。
・決算発表の前後でボラティリティが大きくなっている。
10月末の急騰と11月以降に急落した理由
(1)10月末のエヌビディアのイベントで、受注500Bドルが公表される。
(2)株価が急騰して最高値を更新。時価総額が5Tドルを突破。
(3)利益確定の売りが出始めて下落傾向へ。
(4)ネガティブな材料に焦点が集まりやすくなり下落が加速して急落。
(5)信用取引の状況

・空売りの量は安定。
・空売り比率も50%未満。
(ヘッジ目的でのプットオプションの購入や
下がる方へ積極的に賭ける空売りの比率は高くない。)
ゆえに、
◽️ 現在状況の結論

『OUT-STANDER』の算出結果
・スコア:88(不安定)
・下がる方に賭ける空売り比率は高くないものの
逆に積極的な買いも出動していない。
・方向性が見えないレンジ(揉み合い)相場
株価の定量分析:FCFとPERから算出する今後の理論株価
エヌビディアの
時価は価値に比べて、
割安(▲12.8%)
以下、
理由、、、
株価の定量分析:EPSとPERから算出する今後の理論株価
【株価=EPS(1株当たり純利益)× PER(株価収益率)】
エヌビディアの
EPS(1株当たり純利益)は、
+51.3% / 年

なお、
EPSの成長の97%が当期利益の増加が要因。

なので、
もしPER(株価収益率)の方が一定だとしたら、
エヌビディアの株価は上昇する。
そして、
エヌビディアのPER(株価収益率)は、
期間全体で見た場合は、
+8.7%。
(ただし、23年以降に限定すれば下落傾向)

なお、
PER(株価収益率)の変動に
最も大きな影響があるのは、
ROE(自己資本利益率)。
エヌビディアの
ROE(自己資本利益率)は、
期間全体だと、
+17.5% / 年

ROEの構成要因は、
・2/3が当期利益率
・1/3がその他(総資産回転率)

ROE(自己資本利益率)が伸びているのであれば、
PER(株価収益率)の向上も合理的。
(ただし、エヌビディアの場合、
PERが先(23年)に急上昇して、
ROEの上昇が後から追いついている形)
なので
株価に関しては、
・EPS(1株当たり当期利益):+51.3% / 年
+
・PER(株価収益率) :+ 8.7% / 年
⬇︎
・株価 :+60.0% / 年
エヌビディアの適正なPERは?
エヌビディアは、
23年以降にROEが急上昇している。
もし最新26年のROEが永続すると仮定して使うと
数字が大き過ぎて理論が破綻してしまう。
よって、
ROEは無視した上で、
FCF(フリーキャッシュフロー)の方で
適正なPERを算出する。
前提1:
【企業価値=FCF÷(割引率−成長率)】
前提2:
売上10%を超える顧客企業は2社。

前提3:
・強み:CUDAによるAI開発環境の独占状態
・弱み:上位2社の顧客に収益の36%を依存している
・機会:2030年前半までのAIの産業(インフラ)化
・脅威:顧客企業による内製化と購入先の分散化

よって、
・2031年までFCFが年25%の高成長
・2032年以降はFCFは年3.5%の安定成長で永続を設定

結果
適正PERは、
・当期実績で42.0倍
・当期予想で22.0倍
結論:現在の株価は「割安」
エヌビディア株の価値は、
・価値:$209.14
・時価:$182.37
割安(+12.8%)
以上、
「エヌビディア:株価分析」
でした。
あなたのとても貴重な時間にて
文章を最後までお読みくださり感謝しています。
いつも本当にありがとうございます。
白坂 慎太郎
